“悪性ウィルス”を持つ社員は会社の労働生産性に多大な悪影響を与える。しかもそのような悪性ウィルスを持つ社員は一般的だという。

あなたの会社にこんな社員はいないだろうか?

□ 部下を大声で怒鳴り散らす“カミナリ上司”
□ 部下をネチネチとした嫌味で攻撃する“ネチネチ上司”
□ 部下の手柄をさも自分の者のように振る舞う“横取り上司”
□ 失敗を他の社員のせいにする“なすりつけ社員”
□ 人の噂が大好きで仕事そっちのけで社内の噂を探し回る“リポーター社員”
□ 気に食わない人がいればグループで村八分を行う“村長社員”
□ 人の気にすることを本人の前でズケズケと口にする“ズケズケ社員” 
などなど・・・

もしも少しでも心当たりがあるなら、あなたの会社は“悪性ウィルス社員”に蝕まれている可能性がある。

今月号のハーバードビジネスレビューに『迷惑社員は周囲の生産性を下げる(How Toxic Colleagues Corrode Performance)』という記事が掲載された。この記事によれば、職場でよくみられる上記のような迷惑社員は予想以上に会社に害を与えていることが調査によって明らかになった。

調査結果を見てみると・・・

80%がその一件が気になって、仕事が手に付かなくなった。
78%が会社への責任感が低下した。
66%が自分のパフォーマンスが低下した。
48%が努力しなくなった。

と回答している。

つまり、他人の気持ちなどお構い無しの“悪性ウィルス社員”が存在するために、多くの他の社員の働く意欲に悪影響を及ぼし、労働生産性を著しく低下させているというわけだ。

“悪性ウィルス社員”と接触した社員には、次々に労働意欲の低下という症状が現れる。これらの“症状”は通常そのまま放置されることが一般的であるが、企業の長期的な労働生産性という観点からみれば由々しき問題である。


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