毎週月曜日発売の人気男性誌『週刊プレイボーイ』(7/20 No.29号)では、「日本サポーターは南アW杯から生きて帰ってこれるのか!?」というショッキングな見出しを掲げ、殺人発生率は日本の40倍以上という南アフリカや同国ハウテン州の都市ヨハネスブルグの現状を伝えている。

『7月2日現在、外務省の海外安全ホームページでは、「ヨハネスブルグのダウンタウン地区では、殺人、強盗、(中略)麻薬売買等の犯罪が時間、場所を問わず発生しています」。他にも、ネットで「ヨハネスブルグ」と検索すると、「死にたいヤツにはオススメの街」「地獄に一番近い街」といった物騒なタイトルや、「“そんなに危険なわけがない”とホテルの外に飛び出ていった旅行者が5分後、血まみれで戻ってきた」といった強烈なエピソードがこれでもかと出てくる・・・』

記事の冒頭から、ヨハネスブルグの現状をこう伝えている同誌記者は、現地取材を敢行するも、比較的治安の良い街とされているブルームフォンテーンでさえ、「チェックインしたホテルは昼夜を問わずガッチリと門が閉められていて、人もクルマも出入り時にいちいち開けてもらわなければならない。つまり、そういう設備が必要な環境」と綴っている。

また、同誌記者は、ヨハネスブルグに入ってダウンタウンを回ったが、「(タクシー運転手が言う)“目立たない格好をしていれば、昼間なら歩いても大丈夫”も鵜呑みにはできない。ほぼ黒人しかいないダウンタウンでは東洋人はとにかく目立つ」と語り、結論こそ、「悪名高きヨハネスブルグのダウンタウンといえど、殺人、強盗、レイプなど、何でもありの凶悪犯罪都市のイメージからはほど遠かった」とはしているものの、「今回、何もなかったのはハッキリ言って運が良かっただけ」という日本人フリーカメラマンのコメントも掲載され、「平和ボケした日本人が訪れるにはハードルが高すぎる」としている。

そんな現地の様子を詳しく伝えている同誌だが、その最後は「注目すべきは今年12月の組合せ抽選会」と結んでおり、現地に赴く日本代表サポーターのことを考え、試合会場がどこになるのかを危惧するのであった。

■週刊プレイボーイ(7/20 No.29)
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