荒井貞博氏
 いよいよ昨日13日より公開となった映画「ターミネーター4」。過去のシリーズでは語られてこなかった“審判の日”以後の2018年、核戦争で退廃した世 界を舞台に人類と機会の最後の闘いを描く。本作では人類の希望、ジョン・コナーと、謎の男マーカスとの出会いが焦点に物語が進んでいく。マーカスの正体とは人間なのか? 機械なのか? そこには悲しい過去が関係していた──。今回は秋葉原でロボット専門店「テクノロジア」の店長であり、長年ロボットの普及に貢献してきた荒井貞博氏に、映画の見所について伺った。

――まずは映画を見た率直な感想を教えてください。

荒井貞博(以下、荒井):まず、ターミネーターの迫力が驚きですね。「あっ、きた!」ってすぐに気分が盛り上がるのが今までのターミネーターの良いところですが、「ターミネーター4」は細かいところのディテールがすごいです。凝りに凝っている。

――今までの作品を引き継ぎつつ新しい物語になっていると。

荒井:正直に言うと、「ターミネーター3」は、ターミネーターの恐怖感といよりはアクションシーンが主で、何となく終わっちゃったって感じだったので。今回はエンドロールで脱力したくらい、しっかりと作りこまれていますね。

――続編を匂わせるような、衝撃的なラストでしたね。

荒井:このあとに続編がいくつか出ると思うんですけど、ラストシーンの持っていきかたがすごく良かったですね。次はどんな話になるのかな、想像出来ない所が楽しみですね。出てくるロボットも見所の1つでしたね。水中ロボットは、現在のロボットにもあるけど、最新の技術を取り込みながら効果的に見せているな、と。最新のロボット技術に驚きました。何度でも観たいですね。

――具体的にどんなシーンが印象に残りましたか?

荒井:潜水艦の中を映しているシーンがあって、モニターに日本地図が表示されていたところです。舞台がアメリカで日本は関係していない話なんですけど、妙に引き込まれるというか、こだわりを感じました。前作から引き継いだ部分、色々細かなシーンを探しながら見ると面白いと思うので、2、3回見ると1回では気付けなかった部分も気付けるんじゃないですかね。

――これからご覧になる皆さんに見所を教えてください。

荒井:やっぱり一番最後のシーンですね。本来であれば、ジョン・コナーが主役でしょうが、今回は完全にマーカスでしたね(笑)。マーカスは、かっこいい! 本当に人間的で…。人間と機械との違いをうまく表現できたと作品だったと思います。

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映画「ターミネーター4」特集

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