左からクリス・ペプラー、吹石一恵、佐野史郎
 女優の吹石一恵が21日、東京・渋谷区のNHKで行われたドラマ「風に舞いあがるビニールシート」(5月30日スタート、土曜午後9時)の完成会見に出席し、共演のクリス・ペプラー、佐野史郎らと挨拶を行った。

 直木賞を受賞した森絵都の同名短編小説をドラマ化。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で働く若き日本人女性・工藤里佳(吹石)が、仕事や恋を通して成長していく姿を描く。

 吹石は、クリス・ペプラー演じる米国人主席法務官のエドと衝突し、英語を交えて丁々発止のやり取りを展開する。「エドとのやり取りのシーンは、リズム感。テンションがどんどん上がっていって、撮影中に酸欠になっちゃうくらいの勢いでした。突然英語に切り替わったりしますし、普段よりハードルが高かったです。いま思い返してみると、充実した楽しいひと時だったなと思います。ね、クリスさん?」と隣のクリスに同意を求めた。

 本格的なドラマ出演は初めてというクリスは、即座に「その通り」と頷き、笑いを誘うと、「最初は照れてしょうがなかった。吹石一恵のこの素晴らしい眼を見てください。私はそこに飛び込むしかなかった」と明かした。

 5月30日から毎週土曜日、NHK総合で午後9時から9時53分まで、BS hiで午後6時から6時53分まで、全5回が放送される。

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ドラマ「風に舞いあがるビニールシート」 - 公式サイト