左より椿姫彩菜、グイ・ルンメイ
 今月23日より公開となった映画「言えない秘密」。翌24日には、“台湾の長澤まさみ”と評される主演女優グイ・ルンメイ(24)が来日し、東京・新宿武蔵野館にて舞台挨拶を行った。

 雨の降る中、会場には早朝5時から行列ができ始め、7時50分には立ち見を含めて完売となる盛況。舞台挨拶には、同年齢でお互いにフランス留学経験を持ち、本作に共感した椿姫彩菜(24)がスペシャルゲストとして来場し、花束贈呈を行った。

 グイ・ルンメイは、「久しぶりに日本のファンの方とお会いできて嬉しいです。この作品では、単なる恋愛映画だけではなく、時間を越えてしか会えない切ない気持ちを味わうことができる作品です。自分の初恋を思い出して欲しい。」とコメント。作品での裏話として、「主演のジェイ・チョウ(29)が監督をしていることもあって、演じている人が目の前で『カット』と叫んでいたりして、面白い現場の雰囲気だった。」と述べた。

 性同一性障害を抱え、現在は現役女子大生モデルとしてテレビや雑誌で活躍中の椿姫彩菜は、「映画を観たら、興奮して寝れなくなるほど面白かった。純情な気持ちを思い出させてくれる。映画の中のシャオユー(グイ・ルンメイの役名)を前にどきどきしてます。」と映画の感想を述べると、椿姫の言えない秘密として、「男子校だったので、恋愛をすること自体が秘密でした。引っ込み思案で告白してはいけないと思い、5年間で告白したのは1回だけでした。基本的に自分からは『言えない』です。高校時代は一途に思いを持っていましたが、好きってことすら秘密でした。青春時代にこんな恋をしたかったなと思いましたし、映画のようにピアノがあったら弾いてみたいです。」と告白した。

言えない秘密 8月23日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
運命的な出会いに隠された、たったひとつの“秘密”とは―――
天才的なピアノテクニックを持つ転校生シャンルン(ジェイ・チョウ)は、耳にしたことのない曲を音楽室で弾いていたシャオユー(グイ・ルンメイ)と出会う。学校も休みがちなシャオユーのミステリアスな魅力にシャンルンは恋をし、二人は自然と一緒の時間を過ごすようになったが、シャオユーにはシャンルンにどうしても“言えない秘密”があった…。
アルバムの総セールスが1400万枚を超え、出演映画も軒並み大ヒットを飛ばす、台湾が生んだ不世出の天才アーティスト、ジェイ・チョウが『HERO』『グリーン・デスティニー』などの敏腕プロデューサー、ビル・コンとタッグを組んで遂に監督デビュー。ジェイ・チョウ演じるシャンルンが恋に落ちるシャオユー役は、本作を切欠に台湾で人気No.1若手女優となった、『藍色夏恋』のグイ・ルンメイ。シャンルンの父親役には『インファナル・アフェア』などで知られる香港の名優、アンソニー・ウォンが熱演。青春時代に誰もが経験する淡く切ない恋を描きながら、誰も予想し得ない衝撃的な展開を見せるラブストーリーは、アジア全域で熱狂的に支持され、各国で大ヒットを記録した。

監督・脚本・主演・音楽:ジェイ・チョウ
出演:ジェイ・チョウ、グイ・ルンメイ、アンソニー・ウォン
製作:ビル・コン 撮影:リー・ピンビン 脚本:トー・チーロン 衣装:ドラ・ン
2007/台湾/カラー/シネマスコープ/ドルビーSR/102分
配給:エイベックス・エンタテインメント
(c) 2007 East Empire International Holding Limited

ジェイ・チョウ初監督作品 映画「言えない秘密」公式サイト
椿姫彩菜OfficalSite
椿姫彩菜 オフィシャルブログ

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