日本でのサマータイム導入に賛成30%、反対70%
 livedoor ニュースでは、「日本でのサマータイム導入に賛成ですか?」というテーマで、サマータイムの導入についての世論調査を行いました。

 結果は、30%の人が賛成、70%の人が反対という回答がはっきりわかれる形となりました。

日本でのサマータイム : 今回の調査の背景

 福田首相は26日、サマータイム制度の導入について「やっていない日本が異例。我が国も制度を入れるべきだとの意見が強くなってきている。特に環境の問題があり、私もサマータイムをやってもいいのではないかと思っている」と述べ、前向きな姿勢を示しました。
 サマータイム制度の目的・効果は、日照時間が長くなる期間に限って時計を一時間早め、働く時間を前に一時間ずらして日中を有効的に使おうということのようです。
 導入するメリットしては、エネルギーの節約、屋外作業の生産性向上、余暇の拡大、交通事故や犯罪の防止・減少などに効果があるといわれています。
 そもそも日本で馴染みのないサマータイム制度ですが、欧米諸国では多く採用されていることから日本でも導入への動きがおきてきたようです。
 一方、サマータイム制度に反対する意見には、省エネ効果は期待できない、一時間就業時間がずれるだけで余暇の拡大にならない、欧米との法制度(実労働時間の上限規制、勤務間隔時間の規制、閉店法など)が違うなどの点が指摘されています。

コメントでの意見
投票された人の意見をみてみましょう。
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日本でのサマータイム導入に反対の人の意見
 まずは70%を占めた導入に反対という人の意見をみてみましょう。
「日本中の時間管理システムなど等を変更する労力に見合うメリットが見当たらない。何故今まで採用されてこなかったか?それは必要なかったから。」、「日本と同じ緯度の国で、夏時間を採用して成功した国はありません。」、「結局朝出社が早くなるだけで、普通の会社員はほとんど早く帰れるわけがない 喜ぶのはお役所仕事のヤツだけだ。」、「今の世の中はアメリカかぶれのように、異常犯罪・失業・経済の伸びもなく、サマータイムなど導入すれば暇を余した人達が逆に増え犯罪を犯すきっかけを返って与えてしまうと感じ、反対!!です。」、「政治家は諸外国がやっているとやらないといけないように言いますがもしそういう考えであれば他の制度など例えば生活程度などを同じにしてから言えばいいと思いますが、人気取りではまずいですよね。」、「労働法制のいっそうの整備(労働時間の総枠規制・労働時間の管理強化:残業時間の管理の徹底,等)をはかった上で,検討してからでも遅くないと思います。」といった意見がよせられました。

日本でのサマータイム導入に賛成の人の意見
 一方で30%の導入に賛成という人の意見では、「賛成です。明るいうちに家に帰って、家族団らんを過ごしたいです。」、「体調壊す人が増えて、製薬会社は儲かるんじゃない?」、「サマータイム法は実際の時計の針を一時間前にずらすだけだから、これによって帰宅時刻が遅くなる危険性なんてあるの?」、「実際、直接の効果の多少に関わらず、国をあげて省エネに取り組んでいる、という合図になる。いいことだ。」、「夏場サマータイムで一時間早くすることにそれほどの問題があるでしょうか?むしろ欧米で証明されているように、夜型人口が増えている日本では、1日が有効に使えるはずです。」、「私は欧米で長年暮らした経験がありますが、夏は本当に遅くまで照明が必要ありませんでした。個人的にはとっても気に入ってます。」といった意見がよせられました。

総括 : 日本でのサマータイム導入に多くの人が反対
 今回投稿された結果をみると日本でのサマータイム導入には反対という人が多数を占めています。

 サマータイムは、働く時間を一時間早くずらして日中を有効的に使うというというメリットがあげられていますが、これに対して「残業時間が増えるのではないか」、また過去に日本でも一度導入したがうまくいかなかったから「今始めたとしても二の舞になるのではないか」、「日本と同緯度の国ではサマータイムは成功してない」といった意見が多くよせられました。また導入したら体調を崩すのでは? といった意見もありました。

 賛成意見の中には、実際に海外で体験した人から「経験上ではとてもよかった」という声も聞かれました。

 世論調査では反対意見が多数を占めましたが、福田首相は導入に前向きなことから今後の動向が注目されます。

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