レッドソックスの松坂大輔投手が17日のブリュワーズ戦で開幕7連勝を果たしてから、一夜明けた18日、ボストンの地元紙「ボストン・ヘラルド」紙は、「松坂が完璧な投資だったことを、また証明した」と見出しを掲げ、昨年、入札金と6年契約年俸の総額から“1億ドルの男”と呼ばれた松坂の価値は、金額に見合うものだと、報じた。

 「全てが合致した今、松坂は金に見合った男だ」の書き出し。「松坂は試合に勝ち、アウトを奪い、イニングを投げる。(中略)。ジョン・ヘンリー・オーナーによる1億300万ドルの投資を認知するのは容易いことだ」と、06年オフにポスティング制度によって獲得した松坂の真価を認めている。

 また、同記事は、松坂は登板日でさえ、ウォーミングアップや、直前のブルペン練習を含めて、通常の先発投手の2倍の量を投げ込んでいると松坂のタフネスぶりを伝えている他、昨年は4失点以上の大量失点が年間8度あったが、今年は、1イニングでも最高2失点が、わずかに1度あっただけ、と大崩れしない内容を評価している。

 松坂がレ軍のユニフォームを着てから、レ軍先発投手陣の誰よりも多い、4414球を投げ、誰よりも長い259イニングを投げている、と同記事。「松坂が自らの居場所を持っている、“103億円男”の素晴らしい世界へようこそ」と締めくくられている。