男性は早婚化、女性は晩婚化の傾向がみられることが26日、厚生労働省が発表した2006年度「婚姻に関する統計」で明らかになった。

 同統計は、厚労省が毎年公表している人口動態登記をもとに、日本人の婚姻動向につてまとめたもので、今回は1987年と96年に次いで3回目。

 初婚率をみると、男性は28−29歳で結婚する割合が高かったが、近年はそのピークが低くなり、早婚化の傾向にある。一方、女性の初婚年齢のピークは90年が26歳だったのに対し、ここ数年は28歳と晩婚化の傾向がうかがえる。

 婚姻件数の年次推移をみると、終戦直後の47−48年の「第1次婚姻ブーム」には95万組になったが、49年からは急激に減少し、51年は67万組と戦後最低を記録した。その後再び増加に転じ、70年には「第2次婚姻ブーム」を迎え、72年には110万組となった。近年は増減を繰り返し、2000−01年に増加をみたが、03年以降は減少傾向にある。

 再婚件数は、79年以降増加傾向にあり、05年には全婚姻件数に占める割合が25.3%になった。夫妻の一方が外国人の婚姻件数の推移をみると、85年以降増加を示しており、全婚姻件数に占める一方が外国人の婚姻件数の割合は、05年で5.8%だった。【了】

■関連リンク
厚生労働省(2006年度「婚姻に関する統計」の概況)