イケメンサイトって何者??

写真拡大

   出会い系サイトを使って、自分の顔写真をせっせと女性に送ったのだが相手にされなかったある男。それではと、「イケメンサイト」なるサイトで入手した写真を使ってみたら、女子中学生と知り合えた。そこで、わいせつ行為に及んでしまって「御用」となった。

   この男が使った「イケメンサイト」とは、一体何者なのだろうか。ちょっと探検してみた。まず、事件の概要はこうだ。

   千葉県の私立大学に通う少年(19)が2006年3月ごろ、「イケメンサイト」にある男性約20人の写真を携帯電話にダウンロード。これらを自分の顔だと偽って、出会い系サイトで知り合った少女らに送信していた。同9月4日、「メル友」になった女子中学生を自宅に連れ込み、約2時間にわたってわいせつ行為を繰り返したという。
   この少年はそれまで、出会い系サイトで自分の写真を使って約50回にわたって、複数の女性にアプローチしたが「完敗」だった。「自分の写真ではダメだ」と悟ったのか、「イケメン」を拝借して、ということになったようだ。詩の才能は豊かだが醜い容貌の男が、美男子に頼んで恋をささやいてもらうという「シラノ・ド・ベルジュラック」の現代版といったところだろうか。

ホスト商売のショウウインドウ?

   この容疑者が写真を持ってきた「イケメンサイト」とは、一体何者だろうか。あるサイトにアクセスしてみた。ざっと見る限りだと、このサイトには150人程度が登録されており、誰でも登録出来る仕組みになっている。登録する項目は、ニックネーム、メールアドレス、年齢、身長・体重など。もちろん、自分の画像もアップロードできるようになっている。各写真の横にはボタンがついており、閲覧者が人気投票をすることもできる。

   基本的には、「ハンサムな素人男性を紹介する」という趣旨のようだが、中にはコメント欄で、自分のことを堂々と「出張ホスト」と自己紹介し、商売のネタとして利用している人もいる。

   さらに、自分のブログを紹介している人も少なからずおり、「出会い系」として機能している面もありそうだ。