迷惑なリードなしの犬の散歩
![「犬を連れた方へ マナーを守れない方は公園に入れません」と書かれた看板の前で、「マナーを破れば、自分に返ってきますよ」と話す住民。(撮影:佐藤学)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/c/f/c254cf7754520fcc62-m.jpg)
同区内の公園によっては、夏になると幼児や小学校低学年児童が水遊びできる「ジャブジャブ池」があり、子どもたちがいない時間帯を見計らって、犬に水浴びをさせる飼い主がいる。犬の毛やひどいときには犬の糞が水に浮いているときもあるという。
江東区保健局によると、05年度の犬に関する苦情は52件。犬の声が13件、公園や道路でのノーリードが11件、糞の後始末の6件が上位を占めた。犬に噛まれたという報告も5件ある。都の動物愛護管理条例で、飼い主がリードなしで散歩することを禁止しているが、依然としてノーリードの犬が公園を駆け回る姿が見られる。同保険局職員は「公園内に看板を立てたり、区報で飼い主に協力を呼びかけていますが、耳を傾けてくれない飼い主がいるのが現状です」とお手上げといった様子。
区内の「横十間川親水公園」で犬を散歩させる近所の住民は、「犬が子どもを脅かすだけではなく、子どもが犬の嫌がることをする場合もあるので、リードは欠かせません」と話す。「マナーを破れば、自分に返ってきますよ」という言葉に込められた意味を考えてみよう。【了】