恋愛研究家の六波羅ナオトです。

結構前からの話題ですが、眞子内親王と小室圭さんの結婚が延期状態にあります。お相手である小室圭さんと小室さんの母親が抱える金銭トラブルが原因のようですが、問題はそれだけではないようです。災害なども重なり、内定していた婚約が現在はほぼ止まっています。しかし、本来なら昨年の秋には結婚しているお2人なのにお相手の小室さんは海外へ弁護士資格取得のための留学へ。聞くところによると、そのままの進路をたどったとして順調に日本で弁護士の仕事を開始するには、まだ数年はかかる見込みとのこと。

揺れる女子心

眞子さまが皇族じゃなかったとしても、女子心としては「ワタシのことはどうなっちゃうの?」と不安になる局面でしょう。もちろん、結婚という2人にとって一生のことですから数年の計画変更程度では焦ることもなく、2人や近親者の間では具体的な話が出ているのかもしれません。しかし、皇族との結婚という普通ではありえないシチュエーションに様々なしがらみなどが2人を取り巻いていることと思います。

父親のバランス

筆者がこのエピソードで最も着目しているのは、眞子さまのお父様であられる秋篠宮さまのお言葉で「当初から小室氏に高い年収を求めていない。2人の身の丈にあった生活をすればいい」とのことで、この「高い年収」や「身の丈にあった生活」がいかほどのものを指すのかは解りませんが、娘には幸せになって欲しいと願う、世の中の普通のお父さんと同じ気持ちなのだと思います。

仮に眞子さまや秋篠宮さまが皇族ではなかったとしても、娘を嫁に出す家側としては、結婚後の生活を案じるのは当たり前の話であり、その成果や行く末は結婚相手の器量にかかっているといっても過言ではない世の中。これまで、一般人と結婚した元女性皇族のお相手はそれはそれはもう輝かしい経歴の持ち主であり、地味でも幸せな家庭を築ける聡明な人物像に見受けられます。皇族とは言え、親としては娘には幸せになって欲しいと願うのは当然のことです。

ところが、秋篠宮さまは小室さんに多くを求められなかった。よくある良家のお見合いでは、娘が連れてきた男性に受かって、厳格な父上が「キミの年収はいくらかね?」というドラマのワンシーンが思い浮かびますが、秋篠宮さまはそんな無粋なことよりも「2人の身の丈に合った生活を」と、実に庶民的でかつ一般的なお考えを披露されたとのこと。これは、小室さんに限らず、男性にとってはどれだけ肩の荷が降りるというか、勇気をもらえるというか。余計にファイティングスピリッツが湧いてくるお言葉です。

夫候補に全てを求めるのはもはや時代遅れ

というのも、昔ながらの「娘さんを僕に下さい」とお相手の両親にご挨拶に行くワンシーン。そもそも「娘さんを下さい」という考え自体が時代にマッチしていない思考ではあると思いますが、未だに通過儀礼として存在しているのは確かです。そこで、無理難題や高い目標を相手のお父さんに提示されようものなら、そのプレッシャーときたら男性としては相当なものです。そもそも娘さんはモノじゃありません。「下さい」なんて言おうものなら、失礼にあたってしまうのが今のご時世です。

☆☆☆

一般男性としての小室さんにとっては、お相手がお相手なだけに異例づくしの今回のエピソード。恐らく、本人たちだけの意思ではどうにもならないチカラも働いていることと思います。後編では、今回のご婚約にまつわる騒動は、我々一般人にも当てはまる部分があると考え、実際のエピソードを交えて考えてみたいと思います。〜その2〜に続きます。

結婚とは、一生を左右する大問題でもあるのです。