イチロー【写真:Getty Images】

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00年11月19日の契約から18周年を機にMLB公開「その働きは本当に素晴らしい」

 マリナーズのイチロー球団会長付特別補佐が19日にメジャー契約から18周年を迎えた。2000年11月19日にサインしたレジェンドのメモリアルデーとなり、MLB公式ツイッターはメジャー1年目に演じた“5大名場面”を動画で公開。若かりし27歳のイチローがメジャーに衝撃を与えた勇姿が復刻され、米ファンに「今まで見た中で最高のヒッター」「この契約は素晴らしいものだった」「ルーキーイヤーの新人王は伝説だ」と感動を甦らせている。

 日米が大注目した「オリックス・イチロー」のメジャー移籍を巡る去就。2000年11月19日にマリナーズとサインしてから18年の月日が流れ、MLBは「2000年の今日、マリナーズはイチローと契約を交わした。その働きぶりは本当に素晴らしいもの」とつづり、何とも印象深い1本の動画を公開した。

 1年目、マリナーズのユニホームをまとったイチローが鮮やかなセンター前でメジャー初安打を記録したシーン、豪快に引っ張ってライトスタンドに叩き込んだメジャー初本塁打のシーン。そして、ライトの守備から衝撃のノーバウンド送球で走者を三塁で刺した強肩のシーンも。「イチローのレーザービームだ!」と実況が絶叫し、後の代名詞となる「レーザービーム」の語源となった実況席興奮の様子も収められるなど、5つの名場面が甦っている。

 当時は27歳でまだ若々しく、一方、それでいて今と変わらない体のライン。いかにイチローが45歳になるまで研ぎ澄まされた肉体を維持しているかが見て取れる。目の当たりにした米ファンも懐かしみながら、改めて日本が生んだレジェンドに賛辞をコメント欄で送っている。

米ファン大反響「来季の開幕が待ちきれない!」

「まさにその通りだ」
「今まで見た中で最高のヒッター」
「まだレジェンドだ」
「驚くべきキャリアを過ごしてきた」
「ベストの好打者」
「私も同意する」
「彼はいくつもの名誉を手にしただろう?」
「ルーキーイヤーの新人王は伝説だ」
「殿堂入りは疑いようがない」
「この契約は素晴らしいものだった」
「来季の開幕が待ちきれない!」

 このように大反響を呼んでいた。最近では極秘帰国し、鳥取県内で行われた中日・岩瀬仁紀投手の引退セレモニーにサプライズ登場したことがMLB公式サイトで報じられ、注目を集めたばかり。18年の歳月をかけ、唯一無二の地位を築いた背番号51はまだメジャーファンの話題の中心にいる。(THE ANSWER編集部)