ガーナ戦では出場機会がなかった乾。続くテストマッチで本領を発揮してほしいところだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 5月31日、ロシア・ワールドカップ本大会に向けた日本代表メンバー23名が発表された。この発表を受けて、選出されたうちのひとり、MF乾貴士が所属事務所を通じてコメントを発表している。

「ワールドカップ日本代表メンバーに選ばれたことを誇りに思います」と語った乾は、今シーズン終盤戦に負傷。代表合宿でもリハビリを続け、ガーナ戦でも出番がなかっただけに、メンバー入りに向けては当落線上の微妙な位置づけに見られていた。

 それだけに乾自身も、治療に当たってくれた人々への感謝の念は深いようで、「シーズン終了直前に怪我をしてしまいましたが、ワールドカップで活躍するために治療を続けてきました。ワールドカップで戦える身体に戻すための努力をしてくれた、日本代表をはじめとするドクター、トレーナー、メディアカルスタッフに本当に感謝します」とコメント。

 さらには、2017-18シーズン限りで退団が濃厚と言われている所属クラブのエイバルに対しても、「怪我をした際に、すぐに帰国を認めてくれて、最後まで自分のために尽くしてくれたエイバルには感謝しかありません。この場を借りて本当に最高の3年間だったことを改めて言いたいです!」と感謝の言葉を述べた。
 
 乾はまた、「初めてのワールドカップなので、始まってみないと雰囲気は分かりませんが、日本代表を応援してくれる皆さんのためにも、将来日本代表を目指す子どもたちのためにも、自分自身が思いっきりワールドカップを、サッカーを楽しんでプレーして良い結果を残し、勝利に貢献したいと思います」と、本大会に向けて力強く抱負を語っている。