「博多味処水炊き いろは 本店」柔らい鶏肉と鶏ミンチが、自家製ポン酢で更に美味しく!

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■ 博多味処水炊き いろは 本店

「博多味処水炊き いろは 本店」水炊きは、コース(4700円)で〆まで楽しもう

1953(昭和28)年に創業した、博多水炊きの老舗「博多味処水炊き いろは 本店」(福岡市博多区)。創業当時はすき焼きの名店として知られていたが、1965(昭和40)年頃に店の代名詞とも言える水炊きが登場し、現在は4代目が伝統の味を守る。福岡だけでなく全国各地から連日多くのお客が訪れ、有名人にもファンが多い。

「博多味処いろは」の代名詞とも言える「地鶏水炊き(4700円)」。主役となる鶏は、厳選した佐賀の赤鶏を使用。特徴的な白濁スープも赤鶏からダシをとり、灰汁をとりながら時間をかけて丁寧に仕上げる。鶏肉や野菜の旨味をさらに引き立てる、自家製ポン酢も自慢の逸品だ。

水炊きはつけ出し、野菜、鶏ミンチがセットになったコース(4700円)で堪能。〆は、素材の旨味が詰まったスープを使った、雑炊かちゃんぽんで。単品料理も各種用意され、中でもカリッとジューシーな手羽先唐揚げ(800円)が若い人に人気を集める。

1階はテーブル席、2階は個室と座敷席、3階は50人まで利用できる座敷席と、少人数から団体利用まで幅広く活用できる。店の中は有名人のサインや写真がズラリと貼られ、その人気の高さを物語っている。席が埋まっている可能性が高いので、事前に予約をしておこう。

[博多味処水炊き いろは 本店]福岡県福岡市博多区上川端町14-27 いろはビル / 092-281-0200 / 18:00〜24:00(LO23:30) 、日曜〜22:00(LO21:00) / 月曜休み

■ 博多水たき元祖 水月

創業1905(明治38)年。博多の地で110年以上の歴史を持つ「博多水たき元祖 水月(すいげつ)」(福岡市中央区平尾)。初代の林田平三郎氏が洋食のコンソメと中華料理にヒントを得て、日本風にアレンジしたのが現在の水炊きの始まりと言われる。現在は3代目の三郎さんが、伝統の味を守りつづけている。

水炊き(Bコース5300円〜)には九州産の若鶏を使用。水と鶏だけを煮込んで作るコンソメ風のスープはすっきりとしながらコクのある味わいが特徴。柔らかい鶏肉と時間が経ってもふわふわのミンチは感動の美味しさ。各席に仲居さんが付いて鍋の世話をしてくれるので、一番美味しい状態を味わえる。

子供や若い人には、単品の鳥唐揚げ(1500円)が人気。もも肉を使用したジューシーな味わいと、大きなサイズが魅力的。付け合わせのさっぱりとしたコールスローとの相性も抜群。単品は他にもも塩焼や肝甘露煮などを用意する。

席は1階と2階の合わせて85席。2名から利用できる掘りこたつ席や座敷席の他に最大40人利用できる個室も用意される。水炊きの元祖とあり、地元のみならず観光客の利用も多い。遠方で食べられない…という人のために鍋に入れて温めるだけのお取り寄せ水炊きセットも販売(9720円〜)。

[博多水たき元祖 水月]福岡市中央区平尾3-16-14 / 092-531-0031 / 17:00〜22:00(OS 20:30) / 月曜休み(祝日の場合は営業)

■ とり田 博多本店

スタイリッシュな店内で、本格的な博多水炊きを味わえる「とり田(でん) 博多本店」(福岡市博多区)。博多本店の他、薬院にも店を構え、宴会や女子会、観光など幅広いシーンに利用される。水炊き以外にも、グループとして担々麺と唐揚げの店も福岡市内に3店舗展開している。

水炊きは「梅」(3800円+税)、「竹」(4800円+税)、「松」(5800円+税)の3コースを用意。おすすめの「竹」コースは、前菜2種とごまさば、とり天、水炊き、雑炊またはラーメン、デザートと、九州の人気グルメを一度に楽しむことができ、観光客にも喜ばれている。

九州産の丸鶏を6時間煮込んだ白濁スープが特徴。まずは芳醇なスープを味わい、次に「博多葱」のしゃぶしゃぶと鶏肉を一緒に食すのがとり田流。ネギの風味が食欲をかき立てる。葱しゃぶを楽しんだらつみれや野菜を入れて、最後は雑炊かラーメンで〆。

1階はオープンキッチンのテーブル席に加え、カウンター席とソファ席。2階は畳の腰掛けが心地よい大広間。個室も用意されるので宴会にもおすすめ。平日は15時までランチ利用もできる。(お昼の水炊きは2800円+税、人気の親子丼平日のみで950円)

[とり田 博多本店]福岡県福岡市博多区下川端町10-5博多麹屋番ビル1F / 092-272-0920 / 11:30〜23:00(LO 21:30) / 不定休

■ 水たき料亭 博多 華味鳥 中洲本店

1949(昭和24)年に創業した水炊きの名店「水たき料亭 博多 華味鳥(はなみどり)」(福岡市博多区)。福岡市内には「中洲本店」を含む9店舗、さらに大阪や東京などの日本各地や海外にも店舗を展開。水炊きの他にも、鶏ソバやとり割烹、とり酒場など、独自の系列店で鶏料理を楽しむことができる。

こだわりは自社で育てる銘柄鶏「華味鳥」。創業者の河津善陽氏が「水炊きの美味しさの秘訣は、原点である鶏の美味しさにある」ことに気づき、明るい開放鶏舎でオリジナルの専用飼料を与えて大切に育てる。その鶏ガラを8時間煮込んだ自慢のスープがさらに美味しさを引き立てる。(水炊きはコース3300円〜)

コースメニューで人気の「華味鳥生ハムと親鳥のたたき盛り合わせ」(単品1350円)。薫製にしたむね肉のハムと、新鮮なたたきはお酒のおつまみにもピッタリ。単品では他に「水たき唐揚げ」(650円)、「華味鳥特製たれつくね」(580円)などが人気だ。

中洲本店は5階建てのビル。1階は掘りこたつの席、2階は宴会に利用できる大広間、3階は椅子席がメイン、4階はテーブルの個室、5階は 会食や記念日利用に最適な贅沢な空間「美秀庵」と、それぞれのフロアで違った趣が楽しめる。

[水たき料亭 博多 華味鳥 中洲本店]福岡県福岡市博多区中洲5-4-24 トリゼンビル1〜5F / 092-263-0322 / 月〜土17:00〜24:00(LO22:30)、 日祝17:00〜22:00(LO21:00)

■ 博多水たき 濱田屋 本店

キャナルシティ博多近くにある「博多水たき 濱田屋 本店」(福岡市博多区)。水炊きの名店で修行した店主が「気軽に水炊きを味わって欲しい」との思いで2012年に店屋町店、2017年に本店をオープン。スタイリッシュな和モダン空間で楽しむ水炊きは、女性や若い方からも支持を集める。

店の代名詞にもなる水炊きは、スープと鶏にこだわりを持つ。生後90日の赤鶏を使用することで、臭みがなく鶏本来の旨味を存分に味わえる。スープには新鮮な鶏ガラを贅沢に使用し、短時間で一気に炊き上げることでコクがありながらもあっさりとした味わいが楽しめる。

お昼から水炊きを味わえるのも濱田屋の特徴だ。コース(3780円)、セット(2300円+税)のほかに、ランチ限定の「水炊き御膳」(1680円+税)が人気。自慢のスープを味わってもらえるよう、野菜を入れる前のものが別皿にとってある。デザートまでついてこの価格はお値打ちだ。

店内には少人数から50名まで利用できるテーブル席をはじめ、テーブルの個室、掘りごたつの個室など人数や利用シーンに合わせて選べる席を各種用意する。水炊きは仲居が各テーブルについて鍋のお世話をしてくれるので、心置きなく食事を楽しむことができる。

[博多水たき 濱田屋 本店]福岡県福岡市博多区住吉1-1-9 RJRプレシア博多201 / 092-292-8412 / 11:30〜17:00(LO16:30)17:00〜22:00(LO 21:30) / 不定休(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)