香田コーチ(左)の話を聞く(左)から秋山、岩田、メンドーサ、メッセンジャー

写真拡大

 2位からの“下克上日本一”を狙う阪神が雨予報に戦々恐々だ。DeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(14日開幕、甲子園)に向けて、リリーフ陣が11日に宮崎で開催中のフェニックス・リーグで登板するなど投打ともに順調な調整ぶり。ただ、天気だけが心配の種と…。

 就任後、初のCSに臨む金本監督は「野手でいえばあの3人でしょう。背中を見せてプレー、結果で引っ張ってくれればいい」と経験豊富な福留、糸井、鳥谷のベテラントリオをキーマンに指名。その上で短期決戦を制するために「スタメンが決まっているわけではない。うまいことみんなで助け合えればいい」と中堅、若手らの台頭にも期待を寄せた。

 チームはレギュラーシーズンを4連勝で締めるなど上り調子。本拠地でのDeNA撃破に燃えているが、目下の敵は雨だ。14日からの天気予報は4日連続で傘マーク。営業担当者は「せっかく本拠地開催できるんだから何とか試合をやってもらわないと。CSでの収入は貴重。今年は来場者プレゼントなどの企画で費用がかかっているから」と頭を抱える。

 今季は7年ぶりに観客動員数300万人超えを果たすほどの盛況ぶりだったが、鳥谷の2000安打を祝した「記念キャップ」やファン投票で人気だった鳥谷、藤浪の「ボブルヘッド人形」プレゼントなどイベントによる出費がかさんだため、3戦最大9億円ともいわれる“臨時ボーナス”は大きな収入というわけだ。

 現場サイドも試合“決行”を望む。予備日を含め、全試合が雨天中止となった場合は2位の阪神が不戦勝で勝ち上がりとなり、これ以上ない“棚ぼた勝利”となるはずだが「間延びすればコンディション調整も難しくなる。もともとファイナルに照準を合わせている広島よりも不利になるかもしれない。今は連勝中でチームが乗っているので試合をやって勝って広島に乗り込みたい」とチーム関係者は言う。

 とはいえ天気ばかりは神のみぞ知るところ。てるてる坊主で晴れを願うしかない!?