わが家のガス台の火力の強さは、殺人的だ。使いはじめの頃は頻繁に眉毛と前髪をチリチリに焦がしたものだが、最近では扱いにも慣れて快適に使うことができている。ただ、火力はそのままだから相変わらずパワフルだし、夏はとにかく暑い。せっかくクーラーで室温を下げても、このガス台を使うだけであっという間に部屋の温度は上がる。それでも食事のしたくはしなければならないということで、最近は保温鍋とか、保温性の高い琺瑯鍋を使った、自称「ほっとけ料理」(食材を沸騰した鍋に入れて放置する)をする事が多い。

その中でも大変気に入ってほぼ毎週作っているのが、いわゆる「鶏ハム」だ。ハムというと何か特別な工程でもあるのかと思われそうだが、いや、鶏胸肉を鍋に入れるだけだ(ごめんなさい)。それだけで十分おいしいんだからそれでいいと思うのだ。

さて、今日、書かなければならないのは、その時に同時に出来上がるチキンスープのことである。ママ友はここに野菜を入れてスープにすると言うし、このスープでお米を炊いてピラフを作るなんて人もいる。私もできあがったスープはラーメンスープのベースにしたり、炒め物の仕上げに少し入れたりと重宝しているのだけれど、最近はこのスープに洗ったお米を入れてお粥にするのにしっかりとハマっている。

洗ったお米をチキンスープの鍋の中に入れ、静かに沸騰させ、10分ほど炊いて、火を止めて、あとは鍋にフタをして待つだけだ。付け合わせには、薄切りにした茄子と刻んだ生姜をごま油と醤油で炒めたものがバッチリ合うように思う。これ以外でも、冷蔵庫にある様々な食材を合わせてみるといいと思う。味付けはシンプルに塩だけで私は満足している。1時間ぐらい待てば、ふっくらとしたお粥ができあがる(好みがありますので、お米の量は調整してください)。

そろそろ夏バテしていませんか? 疲れた胃腸にお粥を。鶏ハムは冷蔵庫で冷やして薄く切ってサンドイッチにしてもおいしいですよ! もちろん、刻んでお粥に入れても美味。是非!

材料 (2人前)

チキンスープ 1.5リットル

米 1.5合

鶏胸肉 2枚

茄子 1本

生姜 適宜

塩 適宜

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