15日、韓国・週刊朝鮮は「韓国のご飯が日本のものよりおいしくないのには理由があった」とする記事を掲載した。資料写真。

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2017年7月15日、韓国・週刊朝鮮は「韓国のご飯が日本のものよりおいしくないのには理由があった」とする記事を掲載した。

最近、日本を旅行したという30代の会社員イさんは、「日本で食べた白米がとてもおいしかった」と、同行した友人と感想を語り合ったという。イさんが「自分だけでなく、日本に行った友人皆が感じていた」という韓国と比較した日本のご飯のおいしさは、実は韓国の食や農業の専門家らも認める「事実」だという。

その理由には、コシヒカリなど日本米の品質の高さや炊飯技術が挙げられることがあるが、グルメコラムニストとして活動するパク・サンヒョン氏が指摘するのが、韓国人の「いいコメ」に対する認識不足だ。パク氏によると、韓国ではコメに関する情報が消費者に正確に提供されていないため、「いつものコメ」を習慣的に買う人が多いという。韓国にはコメの銘柄が約1500あるが、銘柄と品質の関連は薄く、銘柄から生産地や品種を細かく知ることができないそう。そのため多くの消費者はコメの名前と価格で判断するしかないのだ。

また、韓国では一般に流通過程で複数品種のコメがブレンドされ「混合米」として販売されるという事情もある。昨年1月の実態調査では、単一品種表示で流通したコメは全体の26%にすぎなかった。韓国のほとんどの農家は地域ごとの米穀総合処理場にコメを納品するが、ここで単一品種ごとに管理する習慣はなく、多くの農家のコメが混ぜられ流通するのが一般的なのだ。

さらに韓国のコメ栽培方式そのものの問題も指摘されている。コメは一般にたんぱく質が少ないほどおいしく炊き上がると言われるが、韓国の生産地では、コメのたんぱく質含量を増やす窒素肥料を多く使う傾向がある。使えば使うほど、生産量を増やせるからだ。こうした慣習がなかなか改善されない背景には、「いいコメを作れば相応の値段がつく」というシステムがまだ整っていない事情もある。

記事はまた、日本と韓国のコメを比較した際の「完全米(崩れや欠けのない、完全な米粒型のコメ)」の比率の違いについても触れている。日本では商品米の完全米の割合は9割を超えるが、韓国では7割をかろうじて超える水準だという。

以上のようなことから、記事は、「韓国のコメは品種自体は優秀な方だが、流通・管理プロセスに問題がある」とまとめ、コラムニスト・パク氏の「消費者の方からまず(味の向上を)求め始めることも、ご飯の味を変える方法の一つ」との指摘を伝えた。

この記事について、韓国のネットユーザーからは「だから味が違うのか。改善すべき点は多いね」「貧しかった時代は混合米すらありがたく食べたものだけど、最近は皆舌が肥えてきたから、品質の良いコメをうまく宣伝する必要がある」などのコメントが寄せられている。

また、韓国のコメについて「韓国人は、ただの白飯、と考えてコメに気を遣わない傾向がある」「問題は、韓国の食堂ではほとんどが炊いたご飯を容器に入れたまま置いておくことだよ。だからまずいんだ」「スーパーに行くと、安いが古いコメしか選択肢がない。いいコメは高い」と別の問題を指摘する声も。

さらに、日本のコメ作りを「職人技」と捉えてか、「日本は代々家を継ぐ職人が多い。このことが、先進国になる基礎になったようだ」との指摘もあった。(翻訳・編集/吉金)