4歳が舵取りしたモーターボート、フェリーに突っ込む(画像は『The Local 2017年6月20日付「Four-year-old crashes boat into ferry on Swiss lake」(photo: bizzbank/ Depositphotos)』のスクリーンショット)

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ドイツ、オーストリア、スイスの国境に位置するボーデン湖(コンスタンス湖とも)。その湖に繰り出したレンタルのモーターボートがフェリーに衝突するという事故を起こしたが、原因について調査を進めていた地元警察は意外な事実をつかんだもようだ。当時、なんと舵取りを行っていたのは幼児であったという。

ボーデン湖で18日の午後2時半頃、ファミリーが乗ったレンタルのモーターボートがフェリーに衝突した。現場はスイス・トゥールガウ州の湖畔にあるローマンスホルン港から近く、この事故で42歳の父親と4歳の息子が軽く負傷した。トゥールガウ州警察が発表したところによればレンタル手続きを行ったのは父親で、ボートの貸出においては必ず安全のためのガイダンスを受けて利用規約への署名が行われるものだが、湖上で彼は4歳の息子に舵取りを許していた。

幼児の操縦で急な方向転換となったボートは、いきなりフェリーにまっしぐらとなったもよう。気づいた父親が再び操舵輪を握り、フェリー側も事故回避に努めたものの両者はあっけなく衝突してしまった。傷ついたモーターボートの被害額は約34万円とみられるが、フェリーに影響は出ていないという。

心がけの甘さや油断から起きることが実に多い水の事故。米アラスカ州では最近、男性が愛犬をお手製のダクトテープ製ボートに乗せて海峡に繰り出し、漂流しているところを沿岸警備隊に保護された。ボートの内側はかなり浸水していたという。

画像は『The Local 2017年6月20日付「Four-year-old crashes boat into ferry on Swiss lake」(photo: bizzbank/ Depositphotos)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)