【ファンキー通信】10枚折るだけで完成する千羽鶴パック

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 応援グッズの定番である千羽鶴。本来は頑張って欲しい人のことを思いながら、一羽一羽心を込めて千羽の鶴を折るものですね。

 しかし千羽も折るのは大変、とてもそんな時間はない。そう、現代人は忙しいのです。でも応援したい気持ちは本物、この気持ちだけでも伝えたい。そんなあなたに千羽鶴パックをオススメします。

 この千羽鶴パックを購入すれば、あらかじめ折られている990羽の鶴が送られてきます。あなたは残りの10羽を心を込めて折って千羽の鶴に糸を通すだけで、あっという間に千羽鶴の完成です。お値段も1万2600円(送料別・税込み)と千羽折る時間と労力に比べたらお手ごろな価格。さらに、10羽すら折る時間がないという方には完成品の販売も行っています。

でも、だましてる感じがして後ろめたい・・・みなさんそう思いませんか?

 その後ろめたさを払拭してもらうため、千羽鶴パックの販売を受け持つアイ・エス・カンパニーの岩見さんにお話を聞いてみました。

 「販売当初、日本人の心をなんだと思っているんだという反発もありました。しかし千羽鶴は受け取った人に頑張るきっかけを与えるもの、送り手の気持ちが相手に伝わり、その人が頑張ることができれば千羽鶴の役目は果たしたことになるのではないでしょうか」とのこと。たしかに言われてみればその通り、お互いの気持ちが重要なのだ。
 うん・・・そうだそうだ・・・あの人が頑張ってくれるなら・・・。


 では、990羽は誰が折っているのでしょう?
「おもに主婦の方たちに内職として折ってもらっております」なるほど、ちゃんと人が折ってるんですね。

 うん・・・人が折ってるんだし・・・心はこもってるはず・・・。

 なんとなく後ろめたさが拭い切れない・・・でも、もらった人が喜んでくれればいいじゃないか! 一羽に百羽分の気持ちを込めれば! ほら、現代人は忙しいし、いいよね・・・。

 千羽鶴は日本にしかないものなので、民芸品としての価値も注目されていて、空港やお店のオブジェとして購入される方も増えているんだとか。

 千羽もの鶴を折りたいほどの気持ちを、十羽の鶴に託せば、相手も必ず喜んでくれるはず。もちろん千羽の鶴を自分で折ったことにしておきましょうね。大切なのは気持ちですから。(文/verb)

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