VAIOからAndroid搭載SIMフリースマホ登場、税別24,800円で30日受注開始
VAIOは22日、Android搭載SIMフリースマートフォン「VAIO Phone A」(VPA0511S)を販売開始した。オンラインのソニーストアやVAIOストアのほか、家電量販店や各MVNOでも取り扱う。受注開始日は3月30日9時。発売予定日は4月7日。価格はオープンで、店頭予想価格は税別24,800円前後。
VAIOは2016年2月、Windows 10 Mobileを搭載したスマートフォン「VAIO Phone Biz」を発表している。今回発売する「VAIO Phone A」は、VAIO Phone Bizのきょう体をベースに、OSにAndroid 6.0.1を採用したモデルだ。製品名の"A"は、AndroidのAであるという。
ハードウェアのスペックはVAIO Phone Bizに準じ、5.5型フルHD液晶やQualcomm Snapdragon 617、3GBメモリに16GBストレージなどが採用されている。microSIMとnanoSIMの2基のSIMスロットを備え、2枚のSIMカードを同時に使用できるDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応。3G音声通話の2番号同時待ち受けが可能となっている。LTE通信は同時利用できず、どちらか一方のみ。このほか、ドコモのVoLTEにも対応する。
同社はDSDSの活用例として、「キャリアの定額通話SIM + MVNOの格安データSIM」、「個人契約のSIM + 会社契約のSIM」、「国内キャリアのSIM + 海外キャリアのSIM」などを挙げている。
本体はアルミの削り出しを採用。落下試験や対衝撃試験など、PCと同等の品質試験を行い、同社の安曇野工場で専任技術者が出荷前に全数検査を実施する「安曇野FINISH」も実施する。
現時点で決まっている取り扱いMVNOは、IIJmio、DMM mobile、ビックローブ、LINEモバイル、イオンモバイル。受注日や発送開始日はMVNOごとに異なる。なお、Android 7.0への対応は現時点で未定だが、セキュリティ関連のアップデートは対応していくという。主な仕様は下記の通り。
・OS: Android 6.0.1
・CPU: Qualcomm Snapdragon 617 オクタコア(1.5GHz 4コア+1.2GHz 4コア)
・内蔵メモリ: 3GB
・ストレージ: 16GB
・外部ストレージ: microSDメモリーカード(nanoSIMと排他)
・サイズ: W77.0×D8.3×H156.1mm
・重量: 約167g
・ディスプレイ: 5.5インチFHD(1,080×1,920ドット)
・メインカメラ: 1,300万画素
・インカメラ: 500万画素
・バッテリー容量: 2,800mAh
・連続通話時間: 約11時間
・連続待受時間: 約500時間
・対応バンド: 3G(バンド 1/5/6/8/11/19)、4G/LTE(バンド 1/3/8/19/21)
・キャリアアグリゲーション: バンド1+19、1+21、3+19
・通信速度: 受信時最大150Mbps、送信時最大50Mbps
・Wi-Fi: IEEE802.11ac/a/b/g/n
・Bluetooth: 4.2
・センサー: GPS、地磁気、ジャイロ、加速度