そごう柏店（monoprixgourmetさん撮影、flickrより）

千葉県柏市の「そごう柏店」が2016年9月30日、最後の営業日を迎えた。地元の文化発信地として、43年間営業を続けた百貨店の閉店に、市民からは感謝の声が出ている。

オープンは1973年

柏駅前にオープンしたのは1973年。当時は「柏そごう」の店名だった。ツイッターには、「お買物は柏そごう」と書かれた電話台の写真が上がっている。「国鉄柏駅東口前」との表記があるので、30年以上前のものと思われる。

そごう経営破たん後に改められた店名。古くから知る住民たちは、現在の「そごう柏店」よりも、「柏そごう」の方が親しみがあるようだ。

そんな「柏そごう」のシンボルだったのが、最上階の回転レストラン。開業当時のキャッチフレーズ「みどりのまちにお城のような百貨店」を体現するような存在で、とくに子供たちにはあこがれだったようだ。

お店の公式ツイッターでは、最終日を前に、普段は立ち入れない屋上ネオンの裏側の様子を届けている。

朝日新聞デジタル（30日）は、閉店後の「本館」をどう使うかは、まだ見通しが立っていないと伝えている。なお14階建ての「本館」のうち、11階に入居するカルチャーセンター「よみうりカルチャー柏」は、10月以降も営業が続けられる。