美魔女たちと対面した大竹しのぶ

写真拡大

 女優の大竹しのぶが17日、都内で行われた映画『後妻業の女』美魔女イベントに豊川悦司、鶴橋康夫監督と出席。会場には40歳から76歳の美魔女50名が集結し、恋やお金に関するアンケートが行われ、「浮気や不倫はばれなきゃOK」の問いで42パーセントの美魔女が賛同すると、その美魔女たちの本音に思わず驚きの表情を見せる大竹は、「浮気は嫌。本気がいい」と苦笑いした。

 直木賞作家・黒川博行のベストセラー小説を基に、独り身の高齢男性の後妻におさまりその資産を狙う女を中心に、欲にとりつかれた人々が織り成す群像劇を描いた本作。大竹は金持ち男の後妻に入って財産を狙う後妻業の女・小夜子を、豊川は孤独な老人を食い物にしていく結婚相談所所長を演じている。

 豊川は壇上に上がると、浴衣姿の美魔女たちに「みなさん、20代かと思いました。めがねが合ってないのかなって」と終始でれでれ。大竹も美魔女たちの美しさに興味津々で、「わたしもお誕生日は浴衣のプレゼントをもらいました。負けるもんか」と対抗心を見せつける。

 アンケートでは75パーセントの既婚率に対して、「恋をしていますか?」の問いに40パーセントが「恋をしている」と回答。さらには、「愛よりお金である」にも64パーセントが賛同するなど、本音の回答が次々に飛び出し、会場は大盛り上がり。

 大竹はその都度コメントを求められたが、美魔女たちのお金への執着心にはどことなく共感の眼差し。「若い頃はお金より愛だけど、この歳になるとわかってくる……」「愛も無い、お金だけだとさびしいというのもわからなくも無い。でも、お金が無い人が相手となったらそれはそれで難しい」とニヤニヤ。だが、最後は「愛がいい」とも付け加える。「愛とお金どちらが大事か、とても難しい問題ですけど、愛を信じて生きていたい」と述べ、「そんなことをちょっとだけ教えてくれるような映画です」と本作を改めてアピールしていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『後妻業の女』は8月27日より全国東宝系にて公開