26日、中国には一風変わった風習が数多くあるが、浙江省東陽市には男の子のおしっこでゆでた「童子蛋」を食べる食文化がある。

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2016年7月26日、中国紙・参考消息(電子版)によると、中国には「泥かけ祭り(水かけ祭り)」や「虫を食べる日」など一風変わった祝い事や風習が数多くあるが、その中でもとりわけ変わった風習が浙江省沿海部の東陽市の住民の間に伝わっているとニューヨーク・タイムズが報じた。

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東陽市では毎年春になると、男の子のおしっこで鶏卵をゆでた「童子蛋」が出回る。健康促進や血液循環、夏ばての予防に効果があるとされ、この風習は2008年に正式に市の無形文化遺産にも登録された。しかも、童子蛋は煮汁付きで1個1.7元(約25円)と、とても良心的な値段で売られている。

煮汁に使う男の子のおしっこは、「10歳以下限定」という指示のもと、市内の小学校のトイレで専用の容器に集められるが、市内の公園や公衆トイレなどで容器を手に、子どもを連れた親に交渉する業者もいるという。飲尿は現代医学でも健康にいいことが証明されているが、東陽市の人々は「春の味がする」と童子蛋を珍重し続けている。

童子蛋の作り方は次の通りだ。鶏卵をおしっこに浸して加熱。沸騰したら取り出し、殻にひびを入れたら鍋に戻す。煮汁が足りなくなったらおしっこを足しつつ、弱火でまる1日煮込む。薬草やハーブを足してもいい。白身が黄色く色づき、黄身が緑がかった色になったら完成。

東陽市在住の女性中医師は、「味は塩けが強く、おしっこの香りも残っているが、さほどきつくない」とし、「とてもおいしいので、食べたことがないなら、ぜひ食べてみてほしい」と話している。(翻訳・編集/岡田)