初座長へのプレッシャー どう跳ねのける？



――去年、宮崎さんが俳優集団D-BOYSに加入されましたが、もともと事務所の先輩と後輩という間柄でもありますね。宮崎さんにとって、荒木さんはどんな先輩ですか？

宮崎　周りの人たちの接着剤であり、潤滑油でもある人だなって。
荒木　へー、そう見えた？
宮崎　はい！ D-BOYSは個性的な人たちが多いんですけど（笑）、上手にその場に馴染んでいくというか…。みんなをまとめる役まわりになったかと思ったら、あるときは切り込み隊長のようなポジションになったり、臨機応変に自分を変えていける人だなって思いました。

――荒木さんは、後輩の宮崎さんをどう見ていますか？

荒木　とても芯のある、ストイックな子だなって思ってます。事務所に入ってきたときから、将来的に自分はどうなっていきたいかというビジョンをしっかり持っていたんですよね。前に、（柳下）大を交えて、ごはんに行ったことがあったよね。
宮粼　そうですね。
荒木　そのとき、すごく意欲的に話してたし、自分の糧になることをいっぱい吸収したいっていう姿勢が見えたんですよね。ひとりの人間としてもストイックな生き方をしてるから、仕事が一緒になっても信頼できる役者さんだろうなって思っています。

――…と、先輩が誉めてくださっていますが。

宮崎　いやー、もうありがたいです、本当に！（照）

――ではそんな先輩に、宮崎さんから聞いてみたいことはありますか？

宮崎　実は僕、不安なことがあって…。『FAIRY TAIL』が初座長になるんですけど、共演者の方たちを自分がちゃんとまとめていけるか、プレッシャーを感じてるんです。ぜひアドバイスをお願いします！
荒木　俺もそんなに座長経験があるわけじゃないから、偉そうなことは言えないけど。たくさんキャストの方たちがいるなかで、座長を務めるってなったときに、まず考えないといけないことは……特にないかもしれない（笑）。
宮崎　…えっ!?
荒木　共演者のみなさんも、ほかの作品で経験を積んできたプロの方たちだし、秋人が“俺が引っぱって行かなきゃ”って無理に頑張らなくてもいいと思うんだよね。まずは秋人ができることをやっていけばいいと思うよ。そうすれば、自然と秋人がこの作品の軸になっていくから。

――座長だからって、周りに気を遣いすぎる必要はない、と。

荒木　自分がどうしたいかという意思を持って、それをしっかり見せていくことが、そのカンパニーの空気を作るわけだから。スタッフやほかのキャストを振りまわすのだってアリだと思う。周りの人たちに何かしてあげなきゃっていうのは、もうちょっと年を取ってからでいいんじゃないかな（笑）。
宮崎　荒木くんの話を聞いて、肩の荷が降りてきました…。僕は僕らしくいればいいんですね。
荒木　うん。秋人はストイックに、今まで通りやっていればいいと思うよ。作品のことだけを考えて頑張っていれば、みんな「秋人のために！」って支えてくれるだろうから。それが座長というものです！
宮崎　わー、感動しました！　荒木さんを頼っていこうと思います！
荒木　どんどん頼ってください（笑）。



共通のマイブームは「肉体改造」!?



――プライベートのお話もお伺いします。最近のマイブームは何ですか？

宮崎　去年から始めたばかりなんですけど、ジムにハマってて、いまは週7で通っています。ナツのキャラクターに合わせて、筋肉をつけようと思いまして。
荒木　本当にストイックだよねぇ。

――以前、宮崎さんのブログに「インストラクターさんに“こうなりたい！”って画像を見せた」って書いてあったのは、もしかして…？

宮崎　もちろん、ナツの画像です！　トレーナーさんに「これにしてください」って言ったら一瞬、苦笑いされましたけど（笑）、ナツになるために組んでもらったプログラムのもと鍛えています。

――荒木さんのマイブームは？

荒木　秋人のマネっぽくなるけど、肉体改造です（笑）。昨年末にミュージカル『黒執事』で中国へ行っていて、ずっとホテル住まいだったので食生活も偏ったりしていたんです。そこで、根本から体をしっかり作りなおさなきゃと思って始めたら、すっかりハマっちゃいましたね（笑）。

――おふたりの鍛え上げられた身体が見られるのは、フェアステだけ！（笑）

荒木　秋人は本番でも上半身裸だからな（笑）。
宮崎　はい（笑）。4月の本番までには、完ぺきにナツになっているので、ぜひ観に来てください!!



【プロフィール】
宮崎秋人（みやざき・しゅうと）／1990年9月3日、東京都生まれ。O型。俳優集団D-BOYSのメンバー。ミュージカル『薄桜鬼』、舞台『弱虫ペダル』『東京喰種トーキョーグール』など、舞台を中心に活躍中。
【Twitter】@shuto_mi

荒木宏文（あらき・ひろふみ）／1983年6月14日、兵庫県生まれ。O型。俳優集団D-BOYSのメンバー。「獣拳戦隊ゲキレンジャー」で悪の首領・理央役に大抜擢。その後もドラマ「グッドライフ」「ヘブンズ・フラワー」「シュガーレス」「高校入試」や、映画「ビートロック☆ラブ」、舞台「検察側の証人」「淋しいマグネット」「里見八犬伝」「ORANGE」「武士白虎〜もののふ白き虎〜」、ミュージカル「黒執事―地に燃ゆるリコリス―」などに出演。
【Twitter】@araki_hiro0614


■ライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL」■

▼日時・場所
4月30日（土）〜5月9日（月）＠サンシャイン劇場
▼チケット好評発売中！　詳細は公式HPにアクセス！
http://www.fairytail-stage.com/

©真島ヒロ／講談社
©「FAIRY TAIL」舞台製作委員会 2016

■この記事を読んだ人にオススメ！
・舞台『私のホストちゃん THE FINAL』出演 廣瀬智紀＆黒羽麻璃央インタビュー「ホストになりきるために、恥じらいを捨てよう（笑）」
・『終わりのセラフ』The Musical出演 佐野岳＆鈴木勝大インタビュー「2.5次元舞台のプレッシャーを感じてます」
・染谷俊之 2.5次元舞台で輝きを放つ男の意外な素顔


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■受付期間：3月2日（水）12：00〜3月8日（火）12：00

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