20日、NHK「リオ五輪の星 素顔に迫る! グッと!スポーツ」には、体操・加藤凌平がゲスト出演。2015年の体操世界選手権で日本に37年ぶりの団体金メダルをもたらした立役者の一人が、強靭なメンタルの片鱗を覗かせた。

まず驚かせたのはその練習時間について。加藤は、母校・順天堂大学において練習時間2時間のうち、30分ほどしか身体を動かさず、その他の時間はタブレットでひたすら映像をチェックするのみ。本来なら短い練習時間では不安を抱きそうなものだが、加藤は「時間は決まってるんですけど、練習内容は個人で決めるスポーツなので」といたってマイペースだ。

続いて「試合筋のコントロール」について説明した加藤。試合筋とは、体操などの競技で本番に練習以上の力が出てしまうことを呼ぶという。

「試合で興奮してワクワクした状態とかだと、いつものパワーより120%のパワーが出てしまう。100m走だったりすると今まで以上の力が出せるのかもしれないんですけど」と切り出した加藤は、「体操に関しては1mmでもずれたら失敗してしまう。いかに練習と試合を近くしなきゃいけない」という。その上で「例えば、試合筋があるということを想定して前日の夕食を多く食べて、わざと体重をいつもより少し上げる。で、試合筋が出て(本番は)丁度いいくらい」といった調整法を行うと明かす。

また、強いメンタルから常に安定した演技で実力を出し切っている加藤。「緊張はそれほどしない。試合が近づくにつれて興奮するタイプ。早くやりたいという気持ちが強くなります」と話すも、昨年の世界選手権出発の日には、パスポートを忘れて尚、「忘れて迷惑かけたので申し訳ない気持ちはあったんですけど試合までまだあるので今日行けなくても・・・」とここでも強心臓ぶりを発揮。それは周囲を呆れさせるほどだった。