いま、一緒に飲みたい女性タレントのナンバー1と言えば、多くの方が中村静香さんの名前を挙げるだろう。某テレビ番組の「アイドル飲み姿カワイイGP」で4連覇を果たした時の桃色のオーラは、とてつもない破壊力を秘めていた。

では、静香さんのような女性と飲みに行くために、男性は何をすればいいのだろうか。あわせて、飲みに誘われた女性が気を付けるべきおポイントもアドバイス!!



女性同士では行きにくいお店だとつい誘いに乗っちゃいます
中村静香/タレント

● 「何が食べたい?」は絶対にNG

審判がホイッスルを吹かなければサッカーの試合が始まらないように、男性が女性を誘わなければ何も起こらない。ここで男性は、どんな言葉で静香さんを飲みに誘うべきか。

「素直にうなずけるのは、“気になる店があるんだけど一緒に行かない?”とか、“この季節、あれを食べたいんだけどどうですか?”というような、提案型のお誘いですね」

反対に、NGなのは?

「う〜ん、“何が食べたい?”的なお誘いだと、こっちも困ってしまいますね。やっぱり、最初は男性に引っ張っていただきたいです」

お店やロケーションの選び方についても、静香さんから貴重なアドバイスをいただいた。

「女子会でも行けるようなお店や場所ではなくて、非日常が味わえるようなシチュエーションが好ましいと思います。でも、別に高いお店というわけではないんです。女性同士だと入りにくい、こだわりのお店とか」



●デザート軽視はチャンスを逃す

そこで今回は、麻布十番の名店、『居酒屋 ふぐ武』にご案内した。キラーコンテンツは、ふぐ。

「いまの時期、ふぐを食べたいんですけど、いかがですか?」。

静香さん、これでどうですか?

「100点満点です。まず、私は渋谷とか表参道で飲むことが多いので、麻布十番は未開の地。新しい世界を知ることができる期待感がふくらみます。もうひとつ、ふぐも気分が超アガりますね」

テーブルに着くと、静香さんはまずレモンサワーをオーダー。

「居酒屋さんなら最初はレモンサワーかビールで、次は気分で日本酒か焼酎。でも今日は寒いので、お燗をいただきたいです」

いや〜、こんなにおいしそうにお酒を飲み、肴を食べていただくと、誘った側としてはホントに嬉しい。あっという間に徳利は3本目、徐々に終盤戦へ――。

「もしデザートがあったら、私は必ず食べるタイプですね。だからスイーツに付き合ってくれる男性は好印象です。甘い物が苦手という男性も多いでしょうが、食後酒などでお付き合いいただけるとポイント高しです」

家に帰るまでが遠足であるように、デザートを食べるまでが飲みデートなのだ。そして光陰矢のごとく時間は過ぎて、お会計。ここで静香さんから、女子にアドバイス。


中村静香が教える、次アポが取れる帰り際の極意とは?



■お会計とタクシーで送られる時、女子はどうする!?

「お会計の時、全部自分が支払うという男性が多いと思うんです。そこで“いえいえ、私も払います”とか押し問答があってもスマートじゃないので、ここはお任せしたほうがいいでしょうね。ただし、後日、お礼も兼ねてミニプレゼントを用意するとかで感謝の気持ちを伝えています」

さあて、話も盛り上がったのでもう一軒。いやいや、最初のデートなのでスマートに一軒目でお送りするという選択肢もある。どちらにせよ、別れ際のひと言が重要だと静香さんはおっしゃる。

「今回は日本酒だったから次ワインはどうですか、とか、今度スイーツをご一緒しましょうとか、次の約束をすることが大事です。次も誘わせてくださいと言われれば、女子としては嬉しいし、安心もします」



そしてタクシーでお送りすることになるけれど、ここで静香さんから女子にアドバイス。

「最初のデートで、GOか撤退かもわからない時期に家の前まで送ってもらうのは気が引けますよね。心の距離が縮まる前に、物理的な距離は縮まりません」

なるほど、勉強になります!

「だから、“近くのお店に寄らなくてはいけないので”とか言って、自宅近くの場所を指定するのはどうでしょう?」

それは名案! 男女ともに知恵と勇気が要求される“恋の駆け引き・序盤戦”。静香さんのアドバイスを参考に、勢いをつけて飛び越えるべし。

“静香の心を射止むには、提案型で釣り上げるべし”。ここに格言生まれたり。