フィンランドのHJKヘルシンキでの活躍を認められ、今シーズンからオランダ1部ADOデン・ハーグに加わった元日本代表ハーフナー・マイクが、移籍後2試合2ゴールと好調だ。父親も在籍したクラブに移籍し覚醒したストライカーの大活躍が、今地元では大きな話題となっている。

ハーフナーの父親ディドも、かつてデン・ハーグに所属していた。そうした縁のあるクラブでいうこともあり、入団時からハーフナーに対してサポーターも歓迎ムードだった。

しかしデビュー戦となった第2節トゥエンテ戦の前半に早速ゴールを決めると、「彼はいい買い物だったな」「素晴らしいデビュー戦になった」と、ファンの期待に結果で応えることとなった。

さらには古巣のオランダ、フィテッセのサポーターからも「以前は木製の人形って言われてたけど、過小評価だったかもな」などと評価を見直すコメントがみられ、第2節ではベスト・イレブンに選ばれるなど、最高の形でオランダリーグ復帰戦を飾った。

続く第3節ユトレヒト戦でも、ハーフナーは試合終了間際44分にヘッドから劇的ゴールを決め1-1のドローに持ち込む活躍を見せた。この活躍には、「ハーフナー、超人」「2試合で2得点見事だ」「彼はトップ・ストライカーになる全てのものを持ち合わせている」と評価を得ている。さらには「ミシェル・クラーメルの後釜に相応しい逸材」と、名門フェイエノールトへ放出した昨シーズンまでのエース・ストライカーに替わる存在とサポーターは大絶賛している。

そのほか、第3節ではマン・オブ・ザ・マッチに選出されたハーフナー。「今季15ゴールは確実だ」とさらにハードルは上がる一方で、サポーターが寄せる期待は大きい。スペイン移籍半ばで退団という挫折を味わいつつも、フィンランドで結果を出し再びオランダに舞い戻った元日本代表の今後の活躍も注目である。