植田圭輔が2.5次元作品を演じる葛藤を明かす「最初は原作ファンの反応が怖かった」
人生の転機となった親友からの言葉
――植田さんの話を聞いていて、冷静に状況を分析できる方なんだなって思ったんですけど、昔からそういう性格ですか?
僕、中学3年生のときに大きく変わったんですよ。それまでは思ったことはすべて口に出すタイプで、どっちかっていうと短気。負けず嫌い…なのは今でもそうですけど、とにかく周りが全然見えていなかったんですね。
――今の植田さんからは想像がつかないですけど…。
当時僕は、サッカー部でキャプテンをやってたんですけど、後輩が真面目に練習してこないとか、イラッとすることがあると、すぐ怒ってたんですよ。試合中もミスがあると、「なんでそのボールが取れないんだよ!」って、バンバン言ってました。
――怖いキャプテンだったんですね(笑)。
そう、僕が後輩だったら嫌いになるような(笑)。そんなある日、親友から「思ったことをそのまま言ってたら、誰もついてこないよ」って、なにげなく指摘されたんですよ。その言葉にハッとさせられて。
――それがキッカケで自分を変える決意をしたんですね。
このままじゃ、僕は人に嫌われて生きていくことになるんだろうなと、気づかされたんですね。それからは、1回クッションを置いて、適切な言葉を選んでから話すようにしてます。
――お休みの日は、どのように過ごされてますか?
お休みは…最近、いつあったんだろう?(笑)
――稽古の合間に息抜きしたりとかは…?
スタバに行くくらいですかね(笑)。気分転換はコーヒーです。あと、歩く体力が残っていれば、買い物に行きます。洋服が好きなので。
――逆に苦手なものはありますか?
早起きは苦手だなぁ。寝坊するのが怖いので、うるさい目覚まし時計と、携帯のアラームを5連続ぐらいセットしてます(笑)。
――夜更かし派なんですか?
いや、電気を消すのは早いんですよ。でも、なんか夜って、考え事しちゃうんですよね。
――役ひとつとっても、いろいろと深く考えられてますもんね。
僕、けっこうネガティブな面があるんですよ(笑)。失敗したこととか思い出したって仕方ないっていうのはわかってるんですよ。なのに、あんなことしなきゃ良かったのに…とか、なんであんなことしちゃったんだろう…とか考えてしまう。
――それは意外な一面かも。むしろポジティブなイメージでした。
まぁ、だからこそ、いつもポジティブでいられるように心がけてるんですけどね(笑)。
スマホゲームに課金するほど夢中です
――最後に、インターネットにまつわる質問をいくつかお聞きしたいと思います。よく見るWebサイトはありますか?
Youtubeかな。稽古の動画をカンパニーだけで共有できるように設定できるから、ダンスの振り付けや、ステージングの予習・復習に使わせてもらってます。