マーリンズ・イチロー【写真:田口有史】

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4試合ぶり先発出場で1打席目に左前打、歴代単独42位に浮上

 マーリンズのイチロー外野手は22日(日本時間22日)、本拠地でのオリオールズ戦に「7番・レフト」で4試合ぶりに先発出場。2回の第1打席でレフト前ヒットを放った。メジャー通算2874安打とし、並んでいた“野球の神様”ベーブ・ルースを上回り歴代単独42位となったが、この偉業を米メディアも速報で伝えた。

 地元テレビ局「FOXスポーツ」は「イチローベーブ・ルースの歴代安打記録をヒットを放ち、抜いた」と報じている。

 記事では、イチローが先発右腕ウバルド・ヒメネスの86マイル(約138キロ)のファストボールをレフト前にはじき返し、通算2874安打でメジャー歴代単独42位となったことをレポートした。イチローが、この試合前の前まで17打席で5安打だったことに言及。さらに、メジャー15年目ながら今季41試合出場で30安打という成績、メジャー通算3000本安打の金字塔まで126本と近づいていることも紹介している。

MLB公式サイトも動画付きで速報、「2得点の攻撃に火をつけた」

 一方、MLB公式サイトは「イチローは歴代安打記録でベーブ・ルースを抜く」という特集を動画とともに紹介した。

イチローは第1打席に歴代安打記録でベーブ・ルースを抜いた。2回に先頭打者で3ボール2ストライクからレフトにヒットを放った。このヒットで41歳のスズキは2874安打とし、1900年以降では歴代38位に上昇。これが2得点の攻撃に火をつけ、マーリンズは3−0でリードした」

 記事では、このように報告。レジェンドの新たな偉業をたたえていた。

 また、米スポーツ誌の「スポーツ・イラステレーテッド」や「ESPN Stats & Info」もツイッターでイチローのルース超えを伝えている。“野球の神様”を抜く快挙に、米国内でも大きな注目が集まった。