中国メディアの爪游控は13日、中国の自動車オーナーは自らが所有する自動車の残存価格や買い取り価格についてよく知らないことが多いと指摘する一方、「日系ブランドの自動車はほかの国の自動車に比べて残存価格が高く、買取価格も高い」と伝え、「さすが日系車だ」と称えた。(写真は爪游控の13日付報道の画面キャプチャ)

写真拡大

 中国メディアの爪游控は13日、中国の自動車オーナーは自らが所有する自動車の残存価格や、中古車としての買取価格についてよく知らないことが多いと指摘する一方、「日系ブランドの自動車はほかの国の自動車に比べて残存価格が高く、買取価格も高い」と伝え、「さすが日系車だ」と称えた。

 記事は、中国国内で日系ブランドの自動車の買取価格が高い理由について、まず「故障率が低い」ことを挙げ、米国の市場調査会社のJ.D.Powerの調査においても「日系ブランドの自動車の故障率は常に低い」と指摘し、中国の業界内においても日系車の壊れにくさは広く認知されていると伝えた。

 続けて、日系車の買取価格が高い2つ目の理由として「燃費の良さ」を挙げた。日系車の燃費の良さは中国の消費者も認めるところと指摘し、「日系車は鋼板が薄く、車重が軽いため燃費が良い」という噂もあると前置きしつつも、「日系車の燃費が良いのはエンジン技術が優れているため」と論じた。

 さらに3つ目の理由として「耐久性の高さ」を挙げ、中国の自動車市場はまだ歴史が浅いため路上においても比較的新しい車ばかりと指摘するも、「香港などを見てみれば、旧式の日系車を非常に多く見かける」と紹介。年季の入った日系車が今なお路上で普通に見かけるということは、「つまり耐久性が高い」ということだと論じた。

 続けて記事は、4つ目の理由として「日系車は修理が比較的容易」とし、日系車はパーツの調達がしやすく、修理に困ることが少ないと指摘。パーツの壊れにくさのほか、調達の容易さから問題解決も簡単だと主張。また日系車の買取価格が高い5つ目の理由として、新車価格が値崩れしにくいことを挙げ、こうした事実が総体的に評価され、中国では「日系車は中古であっても残存価格が高く、買取価格も高い」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は爪游控の13日付報道の画面キャプチャ)