2014年10月22日、甘粛省甘南チベット族自治区卓尼県尼巴郷で、めでたい出来事があった。牧場の所有権をめぐっての60年にも及ぶ暴力紛争を繰り返していた、尼巴郷が管轄する尼巴村と江車村の村民がようやく和解したのだ。それまで長い間、政府が調停に努めていたにもかかわらず、傷害事件が後を絶たず、22人の死亡者が出ていた。この日の和解成立を両村民は心から喜んだ。中国国内でも“領土問題”をめぐって省と省、市と市、県