11月17日に発表された2014年7〜9月期の実質GDP(国内総生産)の数字はネガティブ・サプライズだった。7〜9月期は、消費税増税で大幅に落ち込んだ4〜6月期(年率7.3%減)からの回復が期待され、民間予測では平均して年率2%のプラス成長が見込まれていたのだが、実際の数字は年率1.6%減と、まさかのマイナス成長となった。主力の個人消費が夏場以降も低迷を続け、年率1.5%増の低い伸びにとどまったことなどが響いた。通常、