ITに振り回され、顧客に会わない営業、現場を忘れた技術者が続出以前、IT企業の社長が書いたある本が話題になった。タイトルは、なんと『「IT断食」のすすめ』(日本経済新聞出版社、共著※)。ITを売り物にしているはずの人物だけに何とも衝撃的だ。著者はドリーム・アーツの山本孝昭・代表取締役社長。その中で山本社長は、職場で働く人々に深く、静かに進行する「IT中毒(過度なIT依存症)」の弊害を警告している