アルツハイマー病では、異常なタンパク質が脳内にたまり、神経細胞が脱落、脳が萎縮し、記憶障害や認知障害が起こるようになる。75歳以上の高齢者では15〜25%に老人性痴呆の症状が見られるが、そのうち4割以上がアルツハイマー病だと言われている。アルツハイマー病の原因や発祥因子についてはまだわかっていないことが多い。治療には薬物療法が行われるが、これは病状の進行を遅らせたり、周辺症状(不眠、幻覚など)に対応する