ヒトの血は赤色、イカやタコの血は青色、昆虫の血は無色透明や淡い黄色と、色こそさまざまだが、動物の体内には「血液」が巡っている。では、この血液を流れる細胞は、いったいいつから存在するのか。京都大学の河本宏教授と長畑洋佑博士らの研究チームは、7億年にわたる血液細胞の「家系図」を復元し、2026年5月、米科学誌PNASに発表した。両氏に、血液細胞の進化の物語を最新の知見とともに解説してもらった。