「わかったと決めつけるのは楽なだけ」脳科学者が指摘するSNS社会にはびこる”知性の勘違い”とマウンティング
脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「わからないからこそ、生きている」を公開した。動画では、「頭が良い」とはどういうことかについて、現代社会の風潮に警鐘を鳴らしつつ、知性と人生の本質について語っている。
動画の冒頭で茂木氏は、知性のあり方について言及し、自身が考える「頭が良い」の最大の基準について「自分がわからないってことがわかっていること」だと断言。古代ギリシャの哲学者・ソクラテスの「無知の知」を引用し、自分が知らないことを自覚している状態こそが知性の本質であると説明した。さらに、ソクラテスが市民を「かどわかした」として死刑判決を受けた裁判のエピソードにも触れ、この思想がいかに古くから存在し、かつ現代的であるかを解説した。
その上で、X(旧Twitter)などのSNSを見ていると「わかった気になっている人がすごく多い」と現代社会に対する違和感を吐露。「俺はわかっているのにお前はわかっていない」と、偏差値やテストのスコアを引き合いに出して優位性を主張するマウンティング競争が起きていると指摘した。茂木氏は、複雑な事象に対して「わかった」と決めつけるのは「楽なんだと思う」と分析し、それは相手に対するマウンティングでしかないと一蹴した。
さらに茂木氏は、言葉の本当の意味や意識の謎、時間の流れなど、この世界には「生きるってことのミステリー」が溢れていると語る。それらの巨大な謎に対して安易に「わかった」と思ってしまうことは、生きることの根本と矛盾しているのではないかと提起した。自身が執筆した英語の著作にも触れつつ、「わからない」ことを大切にするストイックな姿勢こそが重要だと強調している。
最後には、「わからないってものを抱えて生きているってことが、生きるって可能性を最大限に生かすことなんじゃないか」と総括。世の中を安易に「わかった」と結論づけず、未知なる謎に誠実に向き合い続ける姿勢の大切さを語り、深い余韻とともに動画を締めくくった。
動画の冒頭で茂木氏は、知性のあり方について言及し、自身が考える「頭が良い」の最大の基準について「自分がわからないってことがわかっていること」だと断言。古代ギリシャの哲学者・ソクラテスの「無知の知」を引用し、自分が知らないことを自覚している状態こそが知性の本質であると説明した。さらに、ソクラテスが市民を「かどわかした」として死刑判決を受けた裁判のエピソードにも触れ、この思想がいかに古くから存在し、かつ現代的であるかを解説した。
その上で、X(旧Twitter)などのSNSを見ていると「わかった気になっている人がすごく多い」と現代社会に対する違和感を吐露。「俺はわかっているのにお前はわかっていない」と、偏差値やテストのスコアを引き合いに出して優位性を主張するマウンティング競争が起きていると指摘した。茂木氏は、複雑な事象に対して「わかった」と決めつけるのは「楽なんだと思う」と分析し、それは相手に対するマウンティングでしかないと一蹴した。
さらに茂木氏は、言葉の本当の意味や意識の謎、時間の流れなど、この世界には「生きるってことのミステリー」が溢れていると語る。それらの巨大な謎に対して安易に「わかった」と思ってしまうことは、生きることの根本と矛盾しているのではないかと提起した。自身が執筆した英語の著作にも触れつつ、「わからない」ことを大切にするストイックな姿勢こそが重要だと強調している。
最後には、「わからないってものを抱えて生きているってことが、生きるって可能性を最大限に生かすことなんじゃないか」と総括。世の中を安易に「わかった」と結論づけず、未知なる謎に誠実に向き合い続ける姿勢の大切さを語り、深い余韻とともに動画を締めくくった。
YouTubeの動画内容
関連記事
佐賀新聞社長・中尾清一郎が指摘する高市政権の課題…金利上昇の与える影響の知られざる背景
茂木健一郎が断言「創造的な人格は朗らかな人格」快活な自分を見つける脳科学的アプローチ
茂木健一郎「僕たちは水なんだよ」激変する社会で生き残るための“唯一の手段”を力説
チャンネル情報
一人ひとりの「個性」が活かせて、「自由」で、「創造的」な生き方ができるように、応援するような発信をしていきたいと思います。複雑な現代を生きるための、科学、社会、本、音楽、映画、文化、芸術、人間、コメディを扱う総合的な脳の教養のチャンネルです。人間の脳のこと、人工知能のこと、創造性のこと、個性のことなどを考えます。