脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「他人も自分も自由にするためには。」を公開した。動画全体を通じて茂木氏は、人間関係において「人を自由にする」ことの重要性を説き、学歴や年齢などの固定観念で他人をジャッジする行為がもたらす息苦しさについて、独自の視点から警鐘を鳴らしている。

茂木氏は人間関係で重視しているポイントとして、「人を自由にすること」を挙げた。「他人を自由にできる人は、自分自身も自由にできる」と断言し、相手が前向きにチャレンジできるよう背中を押せる存在でありたいと自身のスタンスを明かした。

一方で、世の中には無意識に他人を「不自由にする」人が存在すると指摘する。例として、親が子供に対して「こうしなきゃダメだ」と思い込みを押し付けるケースや、大人同士でも学歴、年収、ルックス、年齢といった画一的な基準で他人を評価するケースを列挙。茂木氏は、こうした基準で他人をジャッジする人は「自分もまたそういう基準でジャッジしているわけで、そしたら不自由になるよね」と述べ、固定観念が自らを縛り付ける構造的な罠を紐解いた。

さらに、他者とのコミュニケーションにおいて「自分の意図から外れた反応」があった場合の受け止め方に言及。予期せぬことが起きた際に、それを否定したり無視したりするのではなく、「そうなんだ」と肯定的に受け入れることが大切だと語る。この柔軟な態度は、予想できない事象に対する「脳のドーパミン系の情報処理」や、心理学における「オープンネス(開放性)」といった機能とも深く結びついているという。

最後に茂木氏は、世の中には学歴や資格によって評価される「ゲームのルール(プレイブック)」が厳然として存在することは、事実として認識しておく必要があると説明する。しかし、そのルールを理解した上で、それに過度に縛られず「自分も他人も自由にできるような人に、お互いになりましょう」と視聴者に語りかけ、寛容で開放的な生き方を提示して動画を締めくくった。

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