意外と知らない「オデュッセイア」の真実。2800年前の世界最古級の物語は「ものすごく映画的」だった
映画独自解説家の守鍬刈雄が、YouTubeチャンネル「守鍬 刈雄のお暇なら映画でも」にて「ノーラン版【#オデュッセイア】を観る前にこれだけは知って!ホメロスの「オデュッセイア」について」と題した動画を公開した。クリストファー・ノーラン監督による映画化に向けて、古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」の時代背景や物語の構成をネタバレなしで解説している。
守鍬はまず、作者である吟遊詩人ホメロスが紀元前8世紀にこの物語をまとめ上げたと説明する。物語の舞台となる紀元前13世紀の青銅器時代は文字が普及しておらず、口承で歴史が語り継がれていた。当時の文化として、名誉を残すことを最優先とする英雄文化や、見知らぬ客でも手厚くもてなす「客人歓待(クセニア)」の精神が重要視されていたという。神々が人間に変身して現れる可能性があるため、誰に対しても無礼な態度をとるべきではないと信じられていた。
また、オデュッセウスの人物像について「武力よりも知恵で勝つ」と定義づけ、彼が神の忠告を素直に聞く一方で、「傲慢(ヒュブリス)」という罪を犯したために10年間も苦難の旅を強いられたと解説する。さらに、当時の食事スタイルが寝椅子(クリネー)に横たわって手づかみで食べるものであったことや、王の城がシンデレラ城のようなものではなく「大邸宅程度の感じ」だったという視覚的なイメージも補足した。
そして守鍬は、この世界最古級の物語が「ものすごく映画的」な構成を持っていると指摘する。物語の始まりが10年後からスタートする手法や、異なる場所の出来事を交互に描く「クロス・カッティング」、長大なフラッシュバック、読者だけが真実を知っている「ドラマティック・アイロニー」といったサスペンスの手法が巧みに使われている点に言及した。
動画の最後で守鍬は、本作について「超エンタメの面白いお話」だと断言し、映画版では忠犬アルゴスのエピソードに注目してほしいと視聴者に語りかけた。古典文学の枠を超えたエンターテインメントとしての魅力を存分に伝える内容となっている。
守鍬はまず、作者である吟遊詩人ホメロスが紀元前8世紀にこの物語をまとめ上げたと説明する。物語の舞台となる紀元前13世紀の青銅器時代は文字が普及しておらず、口承で歴史が語り継がれていた。当時の文化として、名誉を残すことを最優先とする英雄文化や、見知らぬ客でも手厚くもてなす「客人歓待(クセニア)」の精神が重要視されていたという。神々が人間に変身して現れる可能性があるため、誰に対しても無礼な態度をとるべきではないと信じられていた。
また、オデュッセウスの人物像について「武力よりも知恵で勝つ」と定義づけ、彼が神の忠告を素直に聞く一方で、「傲慢(ヒュブリス)」という罪を犯したために10年間も苦難の旅を強いられたと解説する。さらに、当時の食事スタイルが寝椅子(クリネー)に横たわって手づかみで食べるものであったことや、王の城がシンデレラ城のようなものではなく「大邸宅程度の感じ」だったという視覚的なイメージも補足した。
そして守鍬は、この世界最古級の物語が「ものすごく映画的」な構成を持っていると指摘する。物語の始まりが10年後からスタートする手法や、異なる場所の出来事を交互に描く「クロス・カッティング」、長大なフラッシュバック、読者だけが真実を知っている「ドラマティック・アイロニー」といったサスペンスの手法が巧みに使われている点に言及した。
動画の最後で守鍬は、本作について「超エンタメの面白いお話」だと断言し、映画版では忠犬アルゴスのエピソードに注目してほしいと視聴者に語りかけた。古典文学の枠を超えたエンターテインメントとしての魅力を存分に伝える内容となっている。
YouTubeの動画内容
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