シリーズ三冊目なのだけど、ぜひとも読んでもらいたい。スリラーとして抜群におもしろいのがマルク・ラーベ/酒寄進一訳『スズメバチ』(創元推理文庫)である。600ページ弱あってけっこうな厚さなのだが、何の気なしに手に取ったら、止まらなくなって最後まで一気に読み終わってしまった。なんだこれ、すごく面白い。シリーズの骨格だけ先に書いておく。主人公のトム・バビロン主席警部は、ベルリン州刑事局の刑事である。