高齢者施設への入居は、介護する家族にとってひとつの安心材料と考えられています。しかし近年、物価高や人手不足による利用料の上昇が続くなか、「入居できれば終わり」では済まないケースが増えています。親の介護と仕事、そして自身の老後資金の間で揺れる家族も少なくありません。今回は、母親を有料老人ホームに入居させたものの、予想外の事態に直面した55歳独身男性の事例から、介護離職の現実をみていきます。