【第1話】から読む。前回からの続き。息子のシンタロウは、昔から優しいけれど気が弱いタイプ。ここぞというときも言うべきことを言えないタイプだ。シンタロウにはいつからか期待などはしなくなっていたが、それでも大事に育てた一人息子。当然、ここまで育ててきた恩は返してくれるだろうと思っていた。あの生意気な嫁・マオさんをもらうまでは。マオさんは、目上の俺たちを立てることなどせず、生意気で、俺は最初会ったときか