北海道・小樽は現在、洋菓子やガラス工芸品で知られている。そのルーツは何か。小樽市総合博物館館長の石川直章さんは「明治期の小樽は北日本有数の港町で、一大物流拠点だった。小樽には最新の流行り物が集まりやすい環境にあった」という――。※本稿は、中川裕『ゴールデンカムイ絵から学ぶアイヌ文化』(集英社新書)内の石川直章氏のコラム「続・小樽から見た『ゴールデンカムイ』」の一部を再編集したものです。■アシ&#12