厚生労働省は2024年1月24日、2023年の賃金構造基本統計調査(速報値)を発表し、フルタイムで働く労働者の所定内給与(月額)は31万8000円で過去最高額を記録した。前年と比べて2.1%増となり、伸び率は1994年の2.6%増以来、29年ぶりの高さとなった。しかし、年代別に賃上げ率をみると、20代と60代が突出して高く、35歳〜54歳の働き盛りが低い結果となった。いったい、なぜ?厚生労働省の担当者に聞いた。30代後半以降の働き盛