北海道にのみ生息するヒグマ札幌の北、浜益から増毛に至る海岸線はきわめて険峻なため、積丹半島の雷電峠と並んで、北海道西部を代表する交通の難所といわれた。これを迂回するため、江戸時代に開削された増毛山道は、全長8里に渡る山道で、ヒグマや山賊が出没し、旅人の通行は困難をきわめ、同山道を通行する人は、以下にあるとおり、昭和に入っても稀であった。