マネ―スクエアのチーフエコノミスト西田明弘氏が、投資についてお話しします。今回は、米国の金融政策について解説していただきます。 米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は、20年春の「コロナ・ショック」以降、経済を支援するために強力な金融緩和を続けてきました。政策金利をほぼゼロ(0.00〜0.25%)まで一気に引き下げてその水準を維持、国債などを購入して市場に資金を放出するQE(量的緩和)も再開しました(前回は