地図を見ると、上野を出た常磐線は日暮里を経由して急カーブを描き南千住へと向かっています。まっすぐ北へ進めば良いものなのに、なぜ遠回りしているのでしょうか。背景には、東京の鉄道の発展と、石炭輸送の歴史が関係していました。常磐線は上野〜南千住間で大きく遠回り東京から茨城県の土浦、水戸、福島県のいわきなどを経由して宮城県の仙台までを結ぶ常磐線。2011(平成23)年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故の影