僕は怪獣オタクだ。職場兼自宅には、自慢の怪獣フィギュアが整然と陳列されている。これまでこの趣味に投じた金額なんて、いちいち覚えていない。毎月数万円の出費が20歳ぐらいの頃から32歳の今に至るまで続いているので、とにかくたくさん使っているというだけのことだ。しかし、世間にはこれまで趣味に投じた金額をある程度把握している人も結構いるようだ。(文:松本ミゾレ)「もうファンを辞めてしまったので、虚しさや後悔の