リクシル(LIXIL、本社・東京都江東区)は22日、日本における温水洗浄便座発売50周年を記念して、大阪のショールームで宝飾ブランド「スワロフスキー」のクリスタルガラス・エレメントをちりばめた便器「デコサティス」の展示を始めた。)(イメージ写真提供:123RF)

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 リクシル(LIXIL、本社・東京都江東区)は22日、日本における温水洗浄便座発売50周年を記念して、大阪のショールームで宝飾ブランド「スワロフスキー」のクリスタルガラス・エレメントをちりばめた便器「デコサティス」の展示を始めた。日本在住で「現地情報を伝える」ことを目的に微博(ウェイボー、中国版ツイッター)への投稿を続けている「微博本地資訊博主(日本)」さん(アカウント)が同話題を23日付で紹介すると、さまざまなコメントが寄せられた。

 同便器はPR用で販売はしないが、リクシル広報部によると「価格をつけるとすれば1000万円程度になる」という。展示場所はグランフロント大阪(大阪市北区)の同社ショールームで、年末年始の閉場はあるが、1月6日までの展示だ。

 同“つぶやき”に寄せた中国人のコメントは、多くが驚きを示すものだった。絵文字や「・・・」だけを記したユーザーも多い。「なんてことだ。だれが座っても便意喪失だ」、「出てこないと思うよ」、「日本は大便をするにも徹底的だ」、「カネがあれば、お気に召すまま」などの、書き込みも多い。

 ただし、「日本がこの手の便器を生み出して、人々の尻を保護することになった。日本で直腸がんになる人は大幅に減少した。科学技術が生活を変えた」といった書き込みも寄せられた。

 日本では結腸がんと直腸がんを合わせた大腸がんの患者数が大幅に増えつつあり「直腸がんになる人は大幅に減少した」との主張には根拠がないが、「科学技術が生活を変えた」と、日本企業の活動を高く評価しての書き込みと考えてよい。

 また、温水洗浄便座を開発したのは日本ではないが、中国のインターネット・ユーザーには、温水洗浄便座が日本人の手による商品として高く評価されていることが分かる。

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◆解説◆
 温水洗浄便座については、機能性や快適さなどによる商品価値も重要だが、水を用いる電気製品であり、しかも「肌の一部を露出させて使用する」との特性からも、高い安全性が求められる。

 外国製の初期の温水洗浄便座では、温水の温度が高くなりすぎて利用者が火傷する事故もあった。中国・広東省では2013年8月、高級住宅内に据え付けられた温水洗浄機能付トイレが爆発した。それ以前にも安徽省合肥市、同省阜陽市、浙江省寧波市などでも温水洗浄機能付トイレが爆発した記録がある。

 リクシル広報部によると、日本では全世帯の76%に温水洗浄便座が普及したとの政府調査がある。安全性の問題については「事実をそのままお話しすれば、家電製品だということは認識していただきたいと、知識の普及を行っている」という。

 「便座が暖まらない、通電しない、温度が異常」などの現象があった場合、「便器としては使い続けることができてしまう」ことが問題で、「そのままにはせず、点検を行っていただきたい」とのことで、放置した場合「爆発するかどうかはともかく、火を噴いたりするなどの事故の可能性がゼロとは断言できない」からという。

 リクシルとしては、今後もよりよい製品を世に出すと同時に、海外市場については、その地域の人々の生活により適合した製品を開発したいとの考えだという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)