江蘇省無錫市で16日、地下鉄の乗客がホームで子どもに小便をさせたうえ、駅員にビンタを食らわす事案が発生した。中国メディアの現代快報が18日付で伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 江蘇省無錫市で16日、地下鉄の乗客がホームで子どもに小便をさせたうえ、駅員にビンタを食らわす事案が発生した。中国メディアの現代快報が18日付で伝えた。

 報道によれば、無錫市内の地下鉄で16日、子ども2名を連れた男性1名、女性3名の乗客が駅のホームにある椅子で子どもに小便をさせた。子どもがホームで小便をしているのに気づいた地下鉄の清掃員が乗客を制止したものの、乗客の男性は「子どもが小便をしたら、清掃員が掃除をすれば良いだけ」などと反発したという。

 さらに、ホームでの小便をめぐって清掃員と乗客がもめていることに気付いた20歳の女性駅員が現場に駆けつけ、「マナーを守って地下鉄を利用するよう」乗客を諭したところ、男性は駅員に対しても悪態をつき始めたものの、まもなく地下鉄車両が駅に到着したため駅員は確認作業などの通常業務に戻った。

 記事は、「駅員が通常業務を行っていたところ、車両に乗り込もうとしていた“男性”が急に激昂した」と紹介。続けて、男性と一緒にいた女性の1人が急に駅員にビンタを食らわし、さらに駅員の女性の服を引きちぎり、そのまま車両にに乗り込んで行ってしまったと伝えた。

 地下鉄のホームで子どもに小便をさせたうえ、何ら非のない駅員にビンタを食らわすという非常識な中国人乗客に対し、記事は「間違った方法と暴力で事にあたる大人がそばにいる子どもの将来が不安だ」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)