「バルセロナとリヴァプールが合意した」。ワールドカップ(W杯)準々決勝のフランス対ドイツ戦の後半途中に、カタルーニャからこのような情報が届いた。バルセロナ内部に近いラジオ局が報じたものだ。

その後、スペインの各メディアが報じた。バルセロナとリヴァプールが、FWルイス・スアレスのバルサ移籍について、7500万ユーロ(約104億円)前後で合意に達したというのだ。

先日から両クラブが移籍交渉を行っていたのは周知のとおりだ。W杯でイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニにかみつき、FIFAから処分を科されたにもかかわらず、バルサはルイス・エンリケ新監督にスアレスをプレゼントしようとしている。

リヴァプールの要求は8000万ユーロ(約111億円)からスタートし、バルサは当初6000万ユーロ(約83億3000万円)を提示していた。FWアレクシス・サンチェスなど、トレード要員を織り込む可能性も騒がれていたところだ。

スペインでの最初の報道は、7500万ユーロでの合意だった。その後、『マルカ』など一部メディアは、金額が7900万ユーロ(約109億7000万円)まで上がったと伝えている。金額には違いがあるが、各メディアとも、交渉がまとまったという点、サンチェスがトレード要員にならないという点では一致している。